アファメーション(affirmation)という言葉をご存じでしょうか。
「肯定」「確信」という意味です。
人生には迷いがつきものですが、どんな迷いも、どうにかなるさ、なるようになるさと放っておくのは、あまりよくありません。
なぜなら、迷いとは自分が進んでいる人生の分かれ道であって、右にいくか左にいくかを選択するのはどうあがいても、最終的には自分でしかないからです。
例えば一緒に歩いている者、あるいは大多数が右にいくと決めたから、自分もそれにならおう、という行動も、選択の一つかもしれません。
ただし、それは非常に消極的な選択であって、将来に禍根を残す恐れがあります。
本当は左にいきたい、という思いがちらりとでもあれば、そう思った時点で、たとえひとりになっても左にいくのが正解でしょう。
直感(心の声)に従う、というやつです。
直感を与えてくれる存在があるとしたら、それは、自分の無意識の底に潜んでいる、もうひとりの(本当の)自分であり、それを守護霊と呼ぶ人もいるみたいです。
話をアファメーションに戻すと、これは「自分の無意識に向かって自ら呼びかける人生の指針」とでも言えるでしょうか。
広大な宇宙の一辺に浮かぶ、生命にあふれた地球という惑星の、しかも人類という貴重な知的高等生命体(なのかどうかは若干の疑問が残りますが)の一員としていま、この世に生きている奇跡を一度、じっくりと噛みしめてみてください。
その上で、自分が今後、どのように人生を切り拓いていきたいかを考えたとき、アファメーションは強力な味方になります。
あしたの自分はこうありたい、という願望を自らの潜在意識に「直感」として送り込んで「思念」に変えるのが、アファメーションの働きです。