私の新年の抱負はズバリ!
「昇華」
固体が液体を経ることなく気体になることは、段階を踏まずに一挙に飛躍することで、令和六年にあっては十二支でただひとつの架空の動物・龍にふさわしい生き方ではないでショウカ。昨年、PHP研究所から刊行した一冊『ラスト1行の四字熟語』が、おかげさまで売れ行き好調のまま新しい年を迎えることができたのは、ギリシャ神話で幸運の神とされるカイロスのなせるわざではないでショウカ。カイロスはだれからも後ろ髪を引かれないために、前髪をすべて前に垂らして後ろ髪はないとされますが、このぼくもいまや後ろ髪がなくなってきて(前髪もか)カイロスに引けを取らない頭の形になっているのは、まさに辰年を昇華の年にしようと目論んでいる兆しと言えるのではないでショウカ。いずれにしても、たからしげるの新年の抱負には、現在執筆中の『ラスト1行の四字熟語・続編』を脱稿して、2冊そろえて爆売れをめざしてやろうという魂胆がまる見えではないでショウカ。