昨年の大晦日に、辰年を迎えての抱負として「昇華(ショウカ)」をブログアップしましたが、それから早くも10日がたちました。
今年、とにかく実現させたいのは、昨年9月にPHP研究所から刊行した『ラスト1行の四字熟語』の続編です。
これはもちろん、正編が売れて重版の声がかからなければ、実現は不可能でしょう。
作家や編集者にとって、重版という言葉ほど胸躍る気持ちになるものはありません。
昨今、日本人の2人にひとりが本を読まない時代になった、などと言われているようですが、それでも読書が好きな人はまだたくさんいると信じます。
そう言えば、昨年暮れには、2002年に小峰書店から刊行した『盗まれたあした』が2年ぶりに9刷重版になりました。
あと一つ、今年希望が持てるのは、2021年にあかね書房から刊行した『伝記を読もう 北里柴三郎』ですね。
今年の7月3日から、2004年以来20年ぶりに、デザインを新たにした新紙幣が発行されることが決まっています。
一万円札は渋沢栄一、五千円札は津田梅子、そして千円札は北里柴三郎の、各肖像画が刷り込まれています。
あかね書房の「伝記を読もう」シリーズでは、新紙幣の肖像になった『渋沢栄一』を芝田勝茂さんが、『津田梅子』を山口理さんがそれぞれ書き下ろしていますが、どちらも児童書界の重鎮作家さんで、その仲間入りができたのは大変ラッキーで光栄でした。
年頭から大地震や航空機事故など悲惨で慌ただしい幕開けとなった今年ですが、これからはどんな年になっていくのでしょうか。
たったいま、PHP研究所の担当編集者さんからメール連絡で『ラスト1行の~』2刷重版が決まったとのお知らせを受けました。
何事も心から四六時中願えばきっと叶う、を今年の標語にしようかな。