小説を書いている人へ | たからしげるブログ

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つれづれ思うことどもを不定期で発信しています。

 小説というものは、書いただけではあまり意味がないように思われます。


 書き上げた作品をだれかに読んでもらわなければ、おもしろくありません。


 もちろん、読んでくれた人だれもが、その作品を愉しんでくれるか、あるいは褒めてくれるかどうかは別問題ですが。


 ラブレターなら、相手の賛同を得ることができなければ、お役御免でしょう。


 小説の場合も、多くの人に読んでもらったのに、だれも気に入ってくれなかったというのはあり得るでしょうね。


 どちらが苦痛か悲劇か悪夢かというと、まあ、いい勝負かもしれません。


 では、せっかく書いた小説を、ひとりでも多くの人に読んでもらうためには、どんな方法があるのでしょうか。


 一番理想的なのは、出版社が公募している文学賞や新人賞のようなものに応募して、栄冠を勝ち取ることです。


 でも、これは公募関係者や選考委員の共感を得られなければ、どんなによく書けていても落とされるというワナがあります。


 自分が書いた作品を、普段から自分好みの本を出している出版社に持ち込んで、編集者に読んでもらうというのはどうでしょう。


 余程の興味と関心がない限り、編集者は現在、自分が担当している仕事に追われて、取り合ってくれる時間がないでしょう。


 自費出版は、相当なお金がかかります。


 オンデマンド出版は、低予算で本の形にはなりますが、書き手が広く知られていなければ、まず読んでもらえません。


 ウェブの小説投稿サービスの会員として、自作を掲載するというのもありでしょう。


 ブログを発進して公表するのも、読んでもらえるかどうかは別にして、ありますね。


 この世には玉石混交、読み手が殆どいない小説がわんさとあることが分かりました。


 それでも書き続けている人たちに幸あれ。