今年もまた著名な方々が次々と亡くなっていますが、著名だろうと無名だろうとこの世に生まれてきた限り、人はいつかあの世へ旅立っていかなければなりません。
子どもの頃、死んだらどうなるんだろうと思って、恐怖を感じたことがあります。
でも、死んですべてが終わりだったら、恐怖を感じる意識もなくなるわけですから、思い煩うものは何もないはずです。
死後の世界があれば、どんな世界なのか興味津々に待っていればいいのです。
前回のブログでは、クオリア(感覚質)を意識できるのは脳ではなくて魂ではないか、と書きました。
その魂は意識と同じで、肉体が滅びると宇宙に向かって抜け出していく、という考え方が一般的ではないかと思います。
では、生きている人の魂は普段、肉体のどこに収まっているのでしょうか。
脳、心臓、体の隅々、アストラル体など、いろいろと説があるようですが、科学的には何も明らかになっていません。
スイスの心理学者、C・G・ユングは、晩年に臨死体験をしたとき、意識が肉体を離れて宇宙に向かって上昇していった、と自伝に書き残しています。
その後、ユングはさらに奇妙な体験を重ねてから生還するのですが、ここでひとつ、意識と魂とを別物と考えてみて下さい。
脳内にあった意識が上昇していく先は、ぼくたちがあの世と呼んでいる宇宙の異次元の世界であって、そこに初めからずっとあるのが魂だと考えてみたらどうでしょうか。
人の魂は、あの世から量子もつれの形をとって、人の脳に宿る意識を遠隔操作しているのではないか、と考えたいのです。
あの世の魂と地上で生きる人の脳とは、量子信号を交換することで意識操作を行い、肉体や思考を動かしているのです。
あくまでも素人の戯言ではありますが。
※本文の話は自伝(2)にあります。