アマゾンで電子書籍を読むのに使うキンドル・クラウド・リーダーが壊れてしまったので、このほど買い換えました。
およそ15年ぶりの2代目になりました。
当初、電子書籍は現在ほど多くは刊行されていなかったので、選ぶ本もあまりありませんでした。
それに、長いあいだ紙の本を読むのに慣れていたので、電子書籍を読むのが、どうにも疲れるような気がしたものです。
選書や、ページをめくるなど、操作の仕方に慣れるのにも時間がかかりました。
タッチの仕方がまずいと、いきなり2ページ分めくれてしまって、どこを読んでいたかわからなくなってしまうこともありました。
友人知人にきいても、紙の本派が圧倒的に多かったです。
電子書籍の未来は、あまり明るいとは思えませんでしたね。
数年後、某出版社から偉人伝を書く仕事をもらったときでした。
書店にもネット書店にも置いていない資料本を探さないといけませんでした。
わが家から車で30分ほどの場所にある図書館では見つからなかったので、電車で2時間近くをかけて、東京の国立国会図書館にいくしかないなあ、と覚悟しました。
ところが、ネットで検索していくうちに、その本が電子書籍になっていたのです。
昔の文豪といわれる作家が書いた、著作権の切れた作品が、青空文庫というネーミングで無料の電子書籍になっているのを知ったときは、僥倖と感じましたね。
これを機会に活用を進めると、色々と使い方がわかってきて、数年後にはなくてはならない仕事道具の一つになっていました。
パソコンやスマホにアプリをダウンロードするより、ずっと読みやすいです。
2代目リーダーは2万円近くしましたが、当然、必要経費として計上できますよね。